日米会話学院は敗戦直後の混乱が続く中、1945年(昭和20年)11月1日に創設されました。開校以来今日に至る70有余年の間、官庁・企業からの委託研修生を受け入れ、「日本の法人英語研修のフロントランナー」として多大な成果を上げて来ました。その後、一般の受講生にも門戸を広げ、これまでに学院で学んだ受講生は15万名を数えます。その多くは海外留学や海外赴任を通じて実践的な英語を駆使し、戦後日本の経済発展や国際化に貢献して来ました。日米会話学院の歴史は英語を卓上の学問に終わらせず、実践の場で使える人材の育成を目指した70余年と言えます。
今日、英語は世界で20億人の人々が話す世界共通語ですが、日本語は1億人の国民の間でのみ通じる言語です。この世界共通語となった英語を習得すれば、世界の人々とコミュニケーションができる強い味方となります。
我々日本人は中学・高校・大学(教養課程)と8年に亘り英語学習をしていますが、多くの日本人は実際に英語をコミュニケーションの手段として使うことに慣れていません。
米国国務省では、日本語と英語のように全く体系の異なる外国語を習得するために必要とされる学習時間は2,200時間と言われています。一般に日本で英語教育を受ける時間は中高大で合計約1,000時間、自宅でまじめに学習すれば倍の約2,000時間に上りますが、なぜ英語を使うことができないのでしょうか?
それは、本来、集中的に学習すべきことを8年間に引き延ばしている、文法、読解、英作文などの比重が高いから、ではないでしょうか。